イベントやセミナーの撮影には、カメラ何台、何人必要?
短い答え
カメラの台数と人数は、イベントの規模ではなく、何を納品してほしいか、何が同時に起きるかで決まります。翌日に投稿する1〜2分のハイライト、保存用の全編、ストーリー用の縦型動画、さらに写真も必要か。それぞれで台数と人数が変わります。私は規模に応じて1〜3人で伺い、音は会場のミキサーから取り、ステージが暗ければ照明を足し、必要ならその日の夜に最初の動画をお渡しできます。
まず、必要な成果物を決める
イベントは撮り直せないので、何が必要かを必ず最初にお聞きします。成果物ごとに撮り方が違うからです。
- 1〜2分のハイライト — 雰囲気、人、大事な瞬間を、終了後の投稿用に。
- 全編 — 講演やパフォーマンスを通しで記録。固定カメラで撮り続け、音もクリアに録る必要があります。
- 縦型動画 — イベント中や終了後のストーリー、リール用。
- 写真 — 同じイベントで撮れますが、同じ瞬間に写真と動画の両方が必要なら人を増やします。
- 参加者インタビュー — 静かな場所と、式典以外の時間が必要です。
台数は「同時に起きること」で数える
単純なルールは、見逃せないことが二つ同時に起きるならカメラは2台、です。講演者の全編と会場の雰囲気の両方がほしいセミナーなら、1台を講演者に固定し、もう1台で動き回って撮ります。配置がよければ、これは一人で回せます。
メインステージと複数のブース、あるいはステージとVIPの入場を両方撮りたい開会式など、複数の場所で同時に進むなら人を増やします。スイッチングや本格的なグラフィックを伴う多カメラのライブ配信は、専門の配信チームの仕事です。そうしたご依頼なら、率直にお伝えします。
音と光 — イベントでいちばん失敗しやすい二つ
ステージのマイクの音は、会場のミキサーから直接もらうのがいちばんです。当日の前に音響チームと話して接続を用意し、インタビューには自分のワイヤレスマイクを使います。
ステージの照明は目には美しくても、カメラには暗すぎたり、色の変化が速すぎたりします。インタビューの場所や暗い場所には補助照明を持参し、リハーサルを見るか進行表をいただいて、照明が変わるタイミングを把握しておきます。
いつ動画が必要かで、進め方が変わる
その日の夜に必要なら、編集する順番で撮影し、イベント中に編集を始めます。朝に撮影して同じ日の夕方に納品した仕事もあります。翌日や1週間以内でよければ、いちばんよい場面を選び、カラーや音もより丁寧に仕上げる時間があります。
数日間のイベントでは、Chef Trip という番組を数日間、複数の場所で撮影しました。展示会では、Thaifex の COCA 向けに縦型動画を制作しました。
当日までに撮影者へ送っておくもの
- 最新の進行表と、大事な場面の正確な時刻。
- 議長、経営者、登壇者、VIPなど主要な方の名前と写真。撮り逃しを防げます。
- 当日ずっと連絡が取れる現場担当者1名。
- 会場の音響・照明チームの連絡先。音の接続や光の確認を事前にできます。
- バックステージやステージ前に入るためのパスや許可。
- 動画に入れるロゴとイベント名。
この3つを送っていただければ、台数・人数・料金をお伝えします
- 日程、会場、おおよその進行 — 開始と終了の時刻、開会、表彰、パフォーマンスなど見逃せない場面。
- 必要な成果物 — ハイライト、全編、縦型、写真。
- 最初の動画がいつ必要か — 当日の夜、翌日、1週間以内。