経営者インタビューの撮影。カメラが苦手なら何を準備する?
短い答え
カメラが苦手な経営者が台本を覚える必要はありません。準備するのは、話したい要点、2〜3分の動画に対して30〜40分ほどの時間、そして十分に静かな部屋だけです。質問のテーマを事前にお送りし、撮影中は私が質問して、ご自身の言葉で答えていただきます。2〜3台のカメラで撮るので、言いよどみや繰り返しを、映像が飛ばずにカットできます。台本を読んだようではない、自然な話し方の映像になります。
経営者に台本を覚えさせないほうがいい理由
俳優ではない人がセリフを言おうとすると、目が次の言葉を探し、声が平板になり、疲れるまで何度も撮り直すことになります。結果として、ご本人よりも硬く見えてしまいがちです。
会話のほうがうまくいきます。なぜこの事業を始めたのか、最初のお客様は誰か、解決できて誇らしかった課題は何かなど、ご本人がよく知っている話を引き出す質問をします。本当の記憶から出てくる答えは、あらかじめ書いた文章よりもいつも説得力があります。
気に入っている作品のひとつが、ドイステープ寺院の住職の伝記です。目の前の人を大切にする自然な会話として撮影し、一般的なポッドキャスト形式よりも自然な仕上がりになりました。
最初の15分がいちばん大事
インタビューの出来を決めるのはカメラではなく、カメラの存在を忘れてもらう最初の時間です。だから私は、いちばん大事な質問から始めません。答えやすい話から入り、部屋や照明、私に慣れていただき、リラックスしてから本題に入ります。
この部分は最終的な動画にほとんど使わなくても、時間は見込んでおいてください。本当に時間がなければ、30〜40分でも2〜3分の動画には十分です。
私が用意するもの
- 事前にお送りする質問のテーマ — 話を思い出すためのきっかけで、覚えるセリフではありません。
- 照明と2〜3台のカメラ — 言いよどみを、映像が飛ばずにカットできます。
- 最大4人が同時に話せるワイヤレスマイク — 完全に静かではない部屋でも声がクリア。
- 質問は私がします — 編集しやすいリズムを保てるので、御社のスタッフが聞き手として同席する必要はありません。
会社側で準備していただくこと
- 話してほしい要点を3〜5つと、誰に見せる動画か。
- 静かな部屋。撮影中は音の大きいエアコンを止められ、照明を置くスペースがあること。
- 本番前のウォームアップを含めた、ご本人の時間。
- 着慣れた、ご本人らしい服。細かいストライプは画面でちらつきやすいので避ける。
- 画面に出す氏名、役職、正しい表記。
どうしてもカメラに出たくない場合
すべての動画に、経営者がカメラに向かって話す場面が必要なわけではありません。難しければ、実際の仕事の映像にナレーションを付ける形のほうが撮影も早く、費用も抑えられます。あるいは、ラインの責任者、エンジニア、製品を使うお客様など、実際に仕事をしている人に語ってもらう方法もあり、経営者よりも説得力が出ることもあります。
この分野では、企業の社員インタビュー、Qashier のお客様の声の動画、教育チャンネル向けに照明を組んだ3カメラのトーク動画などを手がけました。
一度のインタビューを、いろいろな場所で
一度のインタビューで撮れる内容は、たいてい1本の動画では使い切れません。質問をうまく組み立てておけば、一回の撮影から、ウェブサイトやセミナー用の本編、LinkedInやTikTok向けに要点ごとに切り出した縦型の短い動画、投稿の文字や画像に使える印象的な一言まで得られます。
どこで使いたいかを最初の打ち合わせで教えていただければ、横型でも縦型でも編集できるよう質問と構図を計画します。経営者の時間を追加でいただく必要はありません。
複数人のインタビューは何日?
全員が同じ場所にいて同じ日に空いていれば、1日で撮り終えられます。場所や日が違えば、撮影日数で料金と日程を計算します。人数、場所、ご希望の形式を教えていただければ、質問のテーマと概算を先にお送りします。